わきが手術の合併症
わきが手術を行った場合、術後におこりうる合併症についてお話してみたいと思います。今回はわきが手術で比較的よくある症状の軽い合併症を簡単にまとめてみました。
・出血・血腫
わきが手術の方法により異なりますが、手術を行えばある程度の出血は認められます。出血が少量であったり皮膚の外へ排出されれば問題ありませんが、術後に創部の安静が保てない場合には出血が多くなり血腫が起こることがあります。血腫ができると皮膚の細菌感染や壊死などの原因になります。一番多い合併症だと思います。
・化膿(感染)
細菌などがわきが手術の術後に皮膚に入り込むと、膿などの液体が皮膚に溜まり創部の皮膚にダメージを与えます。術後に過剰の発汗や入浴時に創部を濡らさないように注意する必要があります。また、わきが手術後に怖がって創部を洗わないと、皮膚のしわや毛穴に垢や脂が溜まり化膿の原因となります。
・きずあと
わきが手術で皮膚を切ったり縫ったりしたところにはかならず傷痕が残ります。治り方には個人差があり、一般的には白い痕となって徐々に薄くなってきます.
・ケロイド症
わきが手術の痕が赤く腫れて盛り上がる状態で、周囲に向かってどんどん広がっていく場合もあります。体質によるものですので手術後なるべく早期に治療が必要になります。
・色素沈着
腋の下は擦れる部分ですので、もともと色素沈着がある方が70%以上ですが、わきが手術を行った場合、切り傷や擦り傷に色素沈着が起こるのと同様に、手術後にも色素沈着が一時的に起こる場合があります。色素沈着は年月とともに薄くなりますが、もともとあった色素沈着以上に薄くはなりません。